病気の予防
ワンちゃんには、感染したら命に関わる恐ろしい病気があります。
ワクチン接種などにより、しっかり予防をしましょう。
ワクチン接種が必要な理由
ワンちゃんは、生まれてすぐのお母さんの初乳により免疫を受け継ぎます。これを移行抗体と言います。その効果は、生後40日~90日くらいで、ほぼなくなってしまいます。それに伴い病気に対する抵抗力も失われるため、大変危険な時期と言えます。
この時期の感染を防ぐために、生後40日~60日に1回目のワクチン接種を行います。
しかし、お母さんの免疫が少しでも残っていると、ワクチンの十分な効果が得られません。
確実な免疫をつくるために、その後3~4週間後に、追加で2回目のワクチン接種を行う必要があります。
6種ワクチン
- 犬ジステンパー
- 高熱、目ヤニ(膿性)、鼻水(膿性)、食欲不振、嘔吐・下痢
- 犬パルボウィルス感染症
- 高熱、目ヤニ(膿性)、鼻水(膿性)、食欲不振、嘔吐・下痢
- 犬パラインフルエンザ
- カゼ症状
- 犬伝染性肝炎
- 発熱、腹痛、嘔吐、下痢、眼球白濁
- 犬伝染性咽頭気管炎
- 発熱、食欲不振、くしゃみ、乾いた咳
- 犬コロナウィルス感染症
- 腸炎による嘔吐、下痢
8種ワクチン
- 6種ワクチン
- 犬レプトスピラ感染症(カニコーラ型)
- 発熱、黄疸、歯肉からの出血
- 犬レプトスピラ感染症(イクテロヘモラジー型)
- 発熱、筋肉痛、脱水症状、尿毒素
10種ワクチン
- 8種ワクチン
- 犬レプトスピラ感染症(グリッポチフォーサ型)
- 発熱・嘔吐、粘膜の充出血、黄疸など
- 犬レプトスピラ感染症(ポモナ型)
- 発熱・嘔吐、粘膜の充出血、黄疸など