ワンちゃん図鑑

ミニチュア・シュナウザーMiniature Schnauzer
生まれた国:ドイツドイツ
  • ミニチュア・シュナウザー
  • ワンちゃんの個性

    ミニチュア・シュナウザー

コメント募集中

  • 特徴

    体重
    オス:4~7kg メス:4~7kg
    毛質
    上毛と下毛の2層からなるダブルコートで、上毛はワイヤーになっている
    毛色
    ブラック、ブラック&シルバー、ソルト&ペッパー
    大きさ
    体高
    オス:30~35cm メス:30~35cm
  • ワンちゃんの適性

    • ワンちゃんの適性
性格
ミニチュアシュナウザーは、賢くて好奇心が旺盛な性格。パワーがあって遊び好きで、少し頑固なところもありますが、従順で飼いやすい犬です。警戒心が強い一面もあり、むだ吠えをすることもあります。しかし、家族には愛情深い犬で、飼い主にはよく従います。しつけをすれば、コントロールは十分可能です。子どもとも十分仲良くできるでしょう。
日常のお世話
ミニチュア・シュナウザーの毛質は、上毛がワイヤーになったダブルコート。その美しい外見を維持するためには、こまめなお手入れが必要です。1日1回から週に数回程度、コーミングやブラッシングをしてあげましょう。枝毛や抜け毛はよく取り除いて、プラッキングもしてあげてください。毛の長い部分は、特に念入りに行いましょう。
シャンプーも、月に1回は行ったほうが良いです。ミニチュア・シュナウザーの外耳には、毛が密集して生えています。このため、外耳炎になりやすいので、定期的な耳のケアも必要です。
がっしりとした筋肉質な体をしたミニチュア・シュナウザーですが、そこまで激しい運動はいりません。1日30分?1時間程度散歩を行い、あとは室内遊びでも十分です。
定期的なトリミングた必要なミニチュア・シュナウザー。よく知られているヘアスタイルは、手足と眉上、ひげを長く伸ばして整えるもの。この、伸ばさない部分の手入れの方法には、主にふたつの方法があります。
ひとつはバリカンで刈ってしまうクリッピング、もうひとつは毛を抜いていくストリッピングです。
手入れ後は、ストリッピングをした方が毛色が鮮やかに見えるため、ドッグショーに出る犬の場合はストリッピングが行われます。毛を抜くというと痛そうに思われますが、きちんと技術を持ったトリマーが行えば、あまり痛みはないそう。
しかし、皮膚が弱くなる高齢犬では、ストリッピングをすると炎症がより起きやすくなり、毛の再生が遅れてしまうので、無理に行うことはやめましょう。
高齢犬だけでなく、ストリッピングを行った後は、炎症を起こしやすい状態になってしまいます。ですので、皮膚を清潔に保ってあげることが大切です。トリミングを頻繁に行うのであれば、皮膚を保護するために衣類を着せてあげても良いでしょう。

歴史・起源
もともとは、小動物の狩猟犬として活躍していた犬種です。大型のスタンダード・シュナウザーをベースにして、アーフェン・ピンシャーなどを交配して誕生したと言われていますミニチュア・シュナウザーは、ドイツ原産でとても古い歴史を持つ犬種。名前のシュナウザーは、ドイツ語で大きな口ひげを意味する「シュナウツ」からきています。
シュナウザーにはジャイアント・スタンダード・ミニチュアの3種類があり、すべての元になっているのが、スタンダード・シュナウザー。このスタンダードを小型化したのが、ミニチュア・シュナウザーとなっています。
ミニチュア・シュナウザーが作られたのは、1400年代。スタンダード・シュナウザーとアーフェン・ピンシャーや黒のプードル、灰色のスピッツなどを交配して作り出されたとされており、今の姿になったのは19世紀の終わり頃のことでした。
ドイツからアメリカにわたったミニチュア・シュナウザーは、さらに一層の改良が進みました。より小型化を図るため、プードルなどほかの犬種も交配されて、19世紀終わり頃に、現在のミニチュア・シュナウザーの姿に固定化されましたと言われています。こういった流れから、アメリカでは、常に人気のある犬種でした。
原産国であるドイツのケンネルクラブで、ミニチュアシュナウザーが犬種として成立したのは1899年のこと。アメリカのケンネルクラブでは、1933年までスタンダードと同じ犬種としてされていました。
日本にミニチュア・シュナウザーが入ってきたのは、戦後のこと。アメリカ軍人が連れてきたのが最初ではないかと考えられています。当時、トリミング技術がまだ発達していなかった日本では、あまり普及しなかったようです。
ミニチュア・シュナウザーが日本で本格的に家庭で飼われる犬として迎えられるようになったのは、1960年頃。それから年々人気が上昇し、現在では、JKCの登録犬種ランキングの上位に入るようにっています。
ネズミなどの駆除や家畜の誘導、小さな馬車を引く犬としても活躍してきたスタンダード・シュナウザーの血を引き継いだミニチュア・シュナウザー。スタンダードと同様に牧場などで活躍していた、とても賢く愛情深い犬で、多くの著名人やハリウッドスターにも愛されています。
気をつけたい病気
膵炎、脂質代謝異常、尿石症、虹彩萎縮・白内障などの眼病

※投稿にはお時間がかかります。あらかじめご了承下さい。