アイリッシュウルフハウンドIrish Wolfhound
生まれた国:アイルランド
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ワンちゃんの個性
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特徴
- 体重
- オス:40-55kg メス:40-55kg
- 毛質
- 針金状で粗い硬毛
- 毛色
- グレー、レッド、ブリンドル、ブラックなど
- 大きさ
- 体高
- オス:81~86cm メス:76~81cm
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ワンちゃんの適性
- 性格
- アイリッシュウルフハウンドは、おとなしくて静かな性格。穏やかで落ち着いていて、子どもやほかの犬とも仲良くすることができます。優しくて賢く、飼い主との信頼関係もしっかりと築ける犬です。気が小さく、感受性がやや強いところもありますが、辛抱強いのも特徴です。
- 日常のお世話
- 体格の大きな犬であるアイリッシュウルフハウンド。その体を健全に保つために、広い飼育スペースが必要になります。運動量もかなり必要で、散歩は1日1時間以上行い、成長期の若いうちはそれに加えて十分な運動時間を確保するようにしましょう。運動不足になると、筋力低下を起こして体を十分に支えることが難しくなってしまいます。その結果、足腰や背中などを痛めてしまうこともありますので、小さい頃からしっかりと運動をさせて、丈夫な体を作るよう心がけましょう。
アイリッシュウルフハウンドは、中には立ち上がった時に2メートル近くになる個体もいます。突然走り出して引きずられてしまうこと間おるので、力の弱い子どもやお年寄りだけで散歩に行くのは避けたほうがいいでしょう。しつけが十分でない小さいうちは、人や車の少ない道を歩くなど、散歩コースにも気を使うようにしましょう。
また、体重が重いアイリッシュウルフハウンドは、腕や足などにタコができてしまうことがあります。タコができた部分の皮膚が弱くなると、出血やひび割れを起こすことがありますので、普段使う敷物は柔らかいものを使ってあげてください。
食欲旺盛で、成長期の頃にはよく食べますが、成犬になったら注意が必要です。あまり多量の食事を与えず、体型を見ながら調整するようにしましょう。
アイリッシュウルフハウンドの被毛は、粗くて剛毛。手入れはさほど難しくはありません。定期的にブラッシングやシャンプーを行い、目のまわりの毛が伸びてきたらカットしてあげましょう。
大型犬で穏やかな性格をしているアイリッシュウルフハウンドですが、感受性が強くてデリケートの部分を持っています。あまり心ないような扱いをすると傷つき、体調不良を起こしてしまうかもしれません。しつけをすることも必要ですが、このデリケートさを十分理解した上で、根気強く行っていきましょう。 - 歴史・起源
- アイルランド出身の犬であるアイリッシュウルフハウンドは、現在認定されている純血種の中では、もっとも体高が高い犬です。昔から大型の動物を捕まえる猟や、オオカミ退治などに使われてきた犬ですが、その詳しい歴史ははっきりとはしていません。18世紀後半にはアイルランドのオオカミを全滅させるほどの働きをしましたが、それを機に個体数が激減してしまいました。1862年になって、アイリッシュウルフハウンドの絶滅を心配したイギリス陸軍大尉のジョージ・グラハム氏が、復興運動を起こしました。救助犬としても活躍できるように、スコティッシュハウンドやグレートデンなどを掛け合わせながら育種を進め、絶滅を免れたのです。その後、1885年にアイリッシュウルフハウンドのスタンダードが制定されたアイリッシュウルフハウンド。当初より体重や体高が高くなり、最大の大きさを持つ犬種となりました。1950年にはアメリカンケンネルクラブで犬種として公認を受け、ドッグショーにも出展されました。その風格のある姿と賢さで人気犬となり、高貴な人への贈り物としても重宝されていたようです。
- 気をつけたい病気
- 胃捻転、肥大性心筋症、股関節形成不全
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