バセンジーBasenji
生まれた国:中央アフリカ
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ワンちゃんの個性
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特徴
- 体重
- オス:8~11kg メス:8~11kg
- 毛質
- 短毛でなめらか
- 毛色
- ブラック&ホワイト、レッド&ホワイトなど。首や胸、脚の先、尻尾の先にホワイトが入る
- 大きさ
- 体高
- オス:43~46cm メス:41~43cm
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ワンちゃんの適性
- 性格
- バセンジーは、明るく元気な性格。落ち着きもあって静かなので、家庭犬に向いています。飼い主や家族には愛情が深いですが、内気で慎重なところもあるので、家族以外には警戒心を見せることもあります。ほかの犬もあまり得意ではありません。また、自己主張が強く、人に媚びない性格をしているため、猫のような性格をしているとも言われる犬です。あまり吠えることはなく、鳴くときには「キャッキャッ」というヨーデルのような鳴き方をします。
- 日常のお世話
- バセンジーは身体能力が高く、相当な運動量が必要な犬種です。毎日1時間以上の散歩を1日2回以上行い、若いうちはできるだけ走らせてあげるようにしましょう。しかし、好奇心が強く、ジャンプ力もかなりあるので、リードを必ずつけましょう。放すと遠くへ走り出してしまったり、柵を飛び越えていったりしてしまいますので、絶対にリードを放さないようにしてください。ドッグランなどを利用して自由に走り回らせたり、ドッグスポーツをやってみるのも良いでしょう。
バセンジーの被毛は短毛なので、手入れは楽です。週に何度かブラッシングを行い、必要に応じてシャンプーをしてあげると良いでしょう。もともと暑い国の出身なので、寒い季節は苦手です。衣類で保温をして、室温管理に注意しましょう。
バセンジーは賢い犬なので、しつけはそこまで難しくはないです。子どもと仲良くすることはできますが、小動物と一緒に生活する場合には注意するようにしましょう。 - 歴史・起源
- たくさんある犬種の中でも、もっとも古い犬種のひとつと言われるバセンジー。名前は、スワヒリ語で「野蛮な、乱暴な」という言葉が由来となっていて、当時のどう猛な性格を表しています。その起源ははっきりとはしていませんが、一説によると紀元前7000~5000年前には存在していたのではないかと言われています。
アフリカのコンゴにいたピグミー族が狩りに使っていた犬が祖先で、エジプトのファラオへ贈られたというエピソードも残っていて、この時代の出土物にも、バセンジーによく似た犬が描かれていたそうです。現在の姿につながるバセンジーも、中央アフリカで発見されました。
19世紀後半から20世紀にかけて、アフリカにやってきた探検家によってバセンジーが発見され、国外へ持ち出そうと試みられました。しかし、ジステンパーによって多くのバセンジーが死亡してしまい、またバセンジーの繁殖期が年に1回しか訪れないため、なかなかうまくいかなかったのです。
1930年代になってイギリスで、1940年代にはアメリカで、バセンジーの繁殖がようやく始まりました。しかし、その基礎となった犬はわずか12頭のバセンジーで、そのうち10頭は3頭の同じ祖先犬をルーツに持っていたというとても濃い近親交配だったため、遺伝疾患が見られるようになりました。中でも、慢性腎不全を起こすファンコーニ症候群が深刻で、繁殖家たちの悩みの種でした。
そこで、アメリカの繁殖家がアフリカへ行き、新たに13頭の子犬を手に入れて、繁殖を始めました。もともとレッドとホワイトの毛色が主だったバセンジーですが、このときにカラーバリエーションも広がったようです。バセンジーはあまり鳴かないことや、森の中で猟を行っていたことから、初めて国外に持ち出されたときは「コンゴの鳴かない犬」「森の犬」などと呼ばれていたそうです。 - 気をつけたい病気
- ファンコニ症候群(近位尿細管の欠陥)、進行性網膜萎縮症、バセンジー腸疾患、瞳孔の膜遺残
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