フラットコーテッド・レトリバーFlat-coated Retriever
生まれた国:イギリス
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ワンちゃんの個性
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特徴
- 体重
- オス:27-36kg メス:25-33kg
- 毛質
- 光沢があって柔らかな毛
- 毛色
- ブラック、レバー色
- 大きさ
- 体高
- オス:58~62cm メス:55~60cm
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ワンちゃんの適性
- 性格
- フラットコーテッドレトリバーは、楽天的で明るい性格をしています。陽気でいつも機嫌が良く、人にも犬にもフレンドリーに接することができる犬です。子どもとも仲良く接することができるので、家庭犬向きです。
飼い主だけでなく、まわりにいる人や犬のことを良く見ていて、愛想よく振る舞います。遊ぶことが好きで、猟犬としての能力も高い犬です。 - 日常のお世話
- とても活発で運動量豊富なフラットコーテッドレトリバー。散歩は毎日1~2時間は必要は必要になります。物を拾って回収してくるレトリービングが好きなので、ボールなどを投げて拾わせるような遊びをしても良いでしょう。泳ぐことも大好きです。
フラットコーテッドレトリバーの被毛の手入れは、そこまで大変ではありません。短時間で良いので、週1回くらいはブラッシングをしてあげるようにしましょう。
比較的しつけは入りやすい犬ですが、陽気な性格をしているので、ちょっとしたことで興奮してしまうこともあります。ほかの犬や人がいるような場所では落ち着いて過ごせるよう、習慣づけをしてあげましょう。 - 歴史・起源
- 1860年、イギリスのバーミンガムで初めてドッグショーに出展された、フラットコーテッドレトリバー。その誕生に関しては、いろいろな説が言われています。
ある説では、フラットコーテッドレトリバーの祖先は、ウェービーコーテッドレトリバーという巻き毛の犬であるとされています。改良を重ねていく中で巻き毛がだんだんゆるくなって直毛になり、今のフラットコーテッドレトリバーとなったと考えられているのです。ちなみに、ウェービーコーテッドレトリバーの祖先は、さらに巻き毛の強いカーリーコーテッドレトリバーというイギリス最古のレトリバー種。スタンダードプードルの祖先となった犬の1種であると言われていて、まだイギリス国内に希少な犬種として存在しています。
また別の説では、ラブラドールレトリバーやニューファウンドランドを基礎にして、さまざまな犬と交配して生まれたとも言われています。この交配に用いられた犬の中に、カーリーコーテッドレトリバーもいたかもしれないとのことです。鳥の猟をしていた猟師が水に入ることを嫌がらない犬を求めていたため、もともと猟に使われていたセッター系の犬と、水が好きなニューファンドランド系の犬を交配したのではないかと考えられています。
初めてドッグショーに出展された頃は、まだ巻き毛でウェービーコーテッドレトリバーと明確に区別されていなかったという、フラットコーテッドレトリバー。1864年に出展された2頭のメスが評判を呼び、犬種としての固定化へ向けて本格的に繁殖されるようになりました。1874年にははっきりと区別されるようになり、1915年にはアメリカンケンネルクラブに犬種として登録。しかし、人気が急上昇していたラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーの勢いに押されて、フラットコーテッドレトリバーの人気は下降していきました。
第二次世界大戦の頃には、犬種として維持が難しくなるくらいまでに個体数が減少。終戦を迎えると、フラットコーテッドレトリバーの魅力を知った愛犬家の手によって、ようやくフラットコーテッドレトリバーは復活の道を辿ることになりました。 - 気をつけたい病気
- 膝蓋骨外方脱臼、眼瞼外反、緑内障、白内障、視神経欠損症、皮膚疾患、多発性関節炎、股関節形成不全
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