ワイマラナーWeimaraner
生まれた国:ドイツ
-
ワンちゃんの個性
-
特徴
- 体重
- オス:30~40kg メス:25~35kg
- 毛質
- 短くて光沢のある柔らかい毛
- 毛色
- シルバー、ノロジカ色、マウスグレー
- 大きさ
- 体高
- オス:65~70cm メス:62~65cm
-
ワンちゃんの適性
- 性格
- ワイマラナーは大人しい性格で、人によくなれる犬です。自己主張が強くてとても勇敢。動きが機敏でスタミナがあり、賢さも持っていて判断力に優れています。猟欲や運動欲求がとても強い犬です。
飼い主には忠実で、家族に対しても愛情深く接します。しかし警戒心が強いところもり、ほかの人に対しては距離を置く傾向があります。 - 日常のお世話
- 体力のあるワイマラナーは、かなりの運動量が必要です。散歩は1日2時間は必要で、小さいうちはそれでも足りないかもしれません。月に1回程度はドッグランなどに連れて行って、自由に走り回らせてあげましょう。
運動不足になると、破壊衝動や攻撃性が増してしまったり、自分の尻尾を噛んだりする自傷行為を行ったりしてしまいます。飼い始める前に、運動量がどのくらい確保できるかを検討しておいてください。
ワイマラナーの被毛は短く、お手入れの手間はかかりません。ときどきブラッシングをして、汚れが気になったらシャンプーをしてあげてください。
短毛な上に皮下脂肪が少ないワイマラナーは、寒い季節が苦手です。衣類を着せるのはやや難しいので、室内の温度管理に気をつけるようにしましょう。
ワイマラナーは猟欲が強いため、猫やうさぎといった小動物を一緒に飼育することは難しいかもしれません。頑固なため、子どもとの相性も良い方ではありませんので、注意しましょう。 - 歴史・起源
- ドイツ原産のワイマラナー。17世紀頃、ドイツのワイマール地方に住むカール・アウグスト大公が鳥猟犬として飼っていた犬で、そのことが名前の由来となっています。祖先となった犬は、1000年以上の歴史があるブラックハウンドで、ジャーマン・ショートヘア・ポインターやリアムハウンド、ハンガリー原産であるビズラなどを近縁に持つと言われています。
優秀な猟犬を求めて作られたワイマラナーは、17世紀初め頃から貴族が独占して飼育していました。19世紀初頭に、改良のためにセッターやポインターなどの犬と交配が行われ、現在のワイマラナーの姿になったのです。この交配を行ってきたのが、ドイツに設立されたワイマラナークラブ。飼育もワイマラナークラブの参加者も貴族に限定し、ワイマラナーは繁殖を厳しく管理されてきました。20世紀になるまでドイツの外に出ることはなく、情報も提供されていなかったため、両市の間では伝説の犬となっていました。
しかし、1928年にアメリカの狩猟家であったハワード・ナイトが、ワイマラナークラブへの入会を申請。入会が認めらえたハワード氏は、1929年に2頭のワイマラナーをアメリカに連れて帰りました。しかし、与えられた2頭は繁殖には使えない犬たちだったのです。
ハワード氏はそのように厳しく制限を与えられていましたが、アメリカでワイマラナーの繁殖を行う決意を持っていました。それから1938年になってようやく、ハワード氏はワイマラナークラブから3頭の未避妊のメス犬と子犬を与えてもらい、ワイマラナークラブの管理のもとで、アメリカで繁殖を行うことができたのです。
1942年になると、アメリカ・ワイマラナークラブが発足。1943年には、アメリカンケンネルクラブに犬種として登録されました。
狩猟の人気が下がったこと、さらに戦争が始まったこともあり、ワイマラナーの個体数は一時的に減少しました。しかし、アメリカで十分な遺伝子のストックが確保されていたため、血統を確保することができたのです。現在では、ワイマラナーはドッグスポーツなどで優秀な成績を獲得し、人気のある犬種となっています。 - 気をつけたい病気
- 胃捻転、股関節形成不全、眼瞼内反症、血友病、瞬膜内反症
※投稿にはお時間がかかります。あらかじめご了承下さい。
我が家のワンちゃん・ネコちゃんの情報を投稿する