コーニッシュレックスCornish Rex
生まれた国:イギリス
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ネコちゃんの個性
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特徴
- 体重
- 3~5kg
- 毛質
- ビロードのように縮れている短毛種
- 毛色
- ホワイトやクリーム、ブラック、チョコレート、シナモン、レッド、ブルー、ライラック、フォーンなど
- 目色
- さまざまな色がある
- 性格
- コーニッシュレックスは、やや神経質で繊細ところのある性格です。基本的には平和主義な猫なので、ほかの猫や動物と争うことはありませんが、多頭飼いなどは検討が必要です。ほかのペットとは一緒にせず1頭で飼う、または相性をよく見て、小さいうちから慣れさせるようにしましょう。しかし、人懐っこいところも持っているので、飼い主に対しては甘えん坊で、よく慣れます。飼い主の隙を見て甘えてきたり、抱っこして欲しくてよじ登ってきたりもします。
- 日常のお世話
- コーニッシュレックスの独特な被毛は、シングルコートの短毛なので比較的楽です。ただしとても柔らかいので、丁寧になでてあげるようにしてください。シャンプーは子猫のうちから慣れさせておくようにしましょう。毛質の特徴から寒さには弱いので、室温には注意が必要です。とても賢い一方で、甘えん坊で幼い面も持ち合わせているコーニッシュレックス。遊ぶことが好きなので、いろいろなおもちゃや、キャットタワーなどを準備してあげると良いでしょう。ジャンプ力があるので、棚の上を片付ける、扉は閉めるなど、事故が起きないように注意してください。コーニッシュレックスは、人のことが大好き。しつけはしやすい方なので、飼いやすい猫です。しかし、あまりかまってあげる時間が少なかったり、留守番が多かったりすると、ストレスをためてしまいます。もともとが細身の体型をしているコーニッシュレックス。やせすぎだと思ってフードの量を多めにあげ過ぎて、肥満なってしまわないよう注意しましょう。
- 歴史・起源
- コーニッシュレックスは、当然変異で生まれた縮れ毛の猫をもとに作り出された猫種。その名前は、出身地であるイギリスのコーンウォール州を指す「コーニッシュ」と、巻き毛を意味する専門用語「レックス」に由来しています。コーニッシュレックスの祖先となる猫が誕生したのは、1950年7月21日のこと。農家であるエニズモア家で飼育されていた短毛のメス猫が、5頭の子猫を出産。そのうち、1頭が、全身を巻き毛で覆われていました。「カリバンカー」と名付けられたこの子猫が、のちにコーニッシュレックスの基礎となっていったのです。エニズモア家のニーナ夫人は、カリバンカーの巻き毛を固定するための繁殖を決意。遺伝学者で獣医でもあるジュード氏に相談し、繁殖を始めていきました。最初にカリバンカーと、母猫のレックスを交配。生まれた3頭の子猫のうち、1頭はオスの巻き毛でした。「ポルドリュー」と名付けられたこの猫と、カリバンカー、レックスで近親交配を重ねていきました。この交配で得た子猫を基礎にして、巻き毛の猫の出現確率を高めることを図ったのです。そうしているうちに、メスの巻き毛の子猫も生まれるようになりました。それらのメス猫も加えて近親交配を続けた結果、巻き毛の子猫が生まれる確率が高まっていきました。しかし、繁殖に莫大な費用がかかってしまったため、6年後にはエニズモア家は猫の処分に追い込まれてしまうことに。残されることになったポルドリューも、遺伝子検査を行う過程で生殖能力を失ってしまったため、せっかく生まれたコーニッシュレックスは一時的に絶滅の危機となってしまったのです。しかし、コーニッシュレックスの繁殖を引き継いだ人たちが、ポルドリューの子どもたちをもとに交配を続けたため、絶滅の危機は回避されることに。繁殖家たちは、巻き毛同士、近親同士にを問わず、交配相手を見極めながら、慎重に交配を重ねていきました。そういった経過を経て、1957年には、イギリスからアメリカへ初めてのコーニッシュレックスたちが輸出されるまでになったのです。
- 気をつけたい病気
- 肥大型心筋症、皮膚疾患、尿路疾患、低体温症
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