バーマンBirman
生まれた国:ミャンマー
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ネコちゃんの個性
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特徴
- 体重
- 4~8kg
- 毛質
- 厚くてつやのある長毛種
- 毛色
- シールブラウンやブルーソリッド、シルバー、ライラック、チョコレート、クリーム、トーティなど。すべての色でポイントを持つ。
- 目色
- サファイアブルー
- 性格
- バーマンは体は大きいですが、落ち着いていて優しく、甘えん坊な性格をした猫。家族のことが好きで、ほかのペットや子どもとも上手に付き合うことができます。しかし、みんなと仲良くすることはできますが、気に入った特定の相手には、付きまとうほど愛情が強いです。プライドが高い一面もあり、自分の思うようにならないと、ふてくされてしまうことも。鳴くことは少なく、賢くてしつけがしやすいバーマン。人の声にも良く反応を示すので、比較的飼いやすい猫です。
- 日常のお世話
- バーマンの被毛は長毛ではありますが、さらさらとしているので、もつれることは少ないです。しかし、抜け毛はありますので、ブラッシングやコーミングを週に1~2度くらいは行ってあげるようにしましょう。明るく活発なバーマンですが、運動量が多く動き回るのは子猫から若猫のうちだけ。成猫になると、徐々に落ち着いてきます。人間とのコミュニケーションが好きなので、おもちゃなどを使って遊んであげたり、階段を使ったりして運動不足にならないようにしてあげてください。また、バーマンは大型猫なので、大きくなるまでの食事は高カロリー、高タンパクを心がけるようにしてください。中高齢になって運動量が少なくなると、肥満になってしまうこともあります。食事と体重の管理には注意するようにしましょう。
- 歴史・起源
- バーマンは、古くから現在のミャンマーであるビルマで飼われていた猫とされています。しかし、猫種としてどのように成立したのかという歴史的背景は、実ははっきりしていません。古い記録だと、9世紀から15世紀までのクメール王朝時代の記録の中に、バーマンに似た猫が記載されていたとされています。古くから伝わる物語では、バーマンはミャンマーの寺院を守る猫として飼われてきたと言われています。起源ははっきりしないバーマンですが、その白い手足の先は、西欧にいた猫愛好家を魅了してきました。20世紀の始めころのミャンマーでは、イギリスや清帝国(現在の中国)が覇権を争って、ミャンマーを支配下に置こうと画策していました。ミャンマー国民の中にはこれに反対する動きもあったため、外国からの圧力と国内の内乱で治安が乱れていました。そういった情勢の中、何者かに襲撃された寺院を警護した2人のイギリス軍人がいました。彼らはフランスのニースに住んでおり、ミャンマーからフランスへ持ち帰った2頭の猫たちが、初めて西欧に渡ったバーマンであったと言われています。このうち1頭は、移送をしている間に亡くなってしまいました。しかし、もう1頭のバーマンはすでに妊娠しており、この母猫と子猫たちが、バーマンの繁殖の基礎となったのです。その後、繁殖が続けられたバーマンは、1925年にフランスの猫血統登録団体によって公認されました。しかし、当時第一次・第二次世界大戦中であったため、バーマンを始めとしたペットの純血猫たちは激減してしまいました。戦後に残っていた純粋なバーマンは、たったの2頭。そのため、毛色の似ているシャムなど長毛の猫を交雑し、バーマンの猫種の復活のために計画繁殖されていきました。当初、バーマンの毛色はシールポイントのみでしたが、この交雑でブルーポイントなどの新しい毛色が生まれてきました。そういった経緯を経て、バーマンは1966年にイギリスで、1967年にアメリカでも公認を受けることができました。
- 気をつけたい病気
- 股関節形成不全などの関節疾患、先天性貧毛症、先天性白内障などの眼病、尾端壊死、尿路疾患、毛球症
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