ネコちゃん図鑑

ヒマラヤンHimalayan
生まれた国:アメリカアメリカ
  • ヒマラヤン
  • ネコちゃんの個性

    ヒマラヤン

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  • 特徴

    体重
    3~6kg
    毛質
    長毛種のダブルコートで、柔らかく滑らかな手触り。
    毛色
    シールやブルー、ライラック、チョコレート、クリームなどがあり、ポイントを持つものに限る
    目色
    サファイアブルー
性格
ヒマラヤンはおとなしく、穏やかでおっとりした性格。環境の変化に強く、初対面の人にも愛想の良さを見せます。ほかのペットや子どもとも、上手く関係を築けるので飼いやすいです。甘え上手なところもありますが、自立心もしっかり持っているので、しつこくなることはありません。そっと家族のそばに来て、さりげなく体を寄せてきます。子猫のうちは活発ですが、大人になるとゆっくりとくつろいで過ごすことが多いです。鳴くことは少なく、鳴いても鳴き声がやさしいため気にならないのも、飼いやすい特徴です。
日常のお世話
ヒマラヤンの特徴は、長毛の美しいダブルコート。この美しさを保つためには、毎日のブラッシングと、月に2回程度のシャンプーが必要です。定期的に毛の手入れを行わないと、毛がもつれてしまい、毛玉ができたり皮膚炎を起こしたしする原因になってしまいます。従順な猫種ではありますが、できるだけ子猫の頃から定期的なシャンプーに慣らしておきましょう。遊ぶのが好きなヒマラヤンですが、運動量はさほど多くはありません。おもちゃなどを使って遊んであげると良いでしょう。やや太りやすい傾向にあるので、運動量が多くない場合は、食事の内容や量に気をつけることも大切です。ヒマラヤンは賢い猫で、人のことをよく見ているので、しつけはしやすいです。
歴史・起源
ヒマラヤンは、シャムとペルシャを交配させて生まれた猫。名の由来は、独特なポイントの毛色がヒマラヤウサギに似ていることからと言われています。原産国は、アメリカとイギリスの両方となっていることもありますが、イギリスでは早い段階からペルシャとシャムの交配種があり、クメールと呼ばれていたそう。本格的に新品種として育成されるようになったのは、古くから存在する自然発生種のペルシャとシャムをかけあわせて、長毛とポイントというそれぞれの魅力を備えた猫を作り出したいという理想を最初に思い描いたのは、スウェーデンの研究者であったと伝えられています。ところがこの交雑は考えていたほどうまくは行かず、評判を伝え聞いた愛好家、繁殖家たちがそれぞれの国で育種を手掛けるようになりました。ヒマラヤンが生まれたきっかけは、1920年代にスウェーデンの遺伝学者がペルシャの体にシャムのような体の先の部分の色がつくか、試しにかけ合わせたことと言われています。イギリスでは比較的早いうちからシャムとペルシャの交雑猫が存在し、「クメール」という名前で呼ばれていたようです。新しい猫種として本格的に育種されるようになったのは遅く、1955年になってから、イギリスの猫血統登録団体であるGCCFに登録されました。アメリカでのヒマラヤンの歴史は、ペルシャの純血ではない長毛のクロネコとシャムを交配させたことが始まり。さらにペルシャやシャムとも交雑進めていき育種、1935年に現在のヒマラヤンのような猫を作出することができたそう。当初は「デビュタント」という名前で呼ばれていました。1957年にはTICA、CFAに公認されていますが、ヒマラヤンという名前ではなく、ペルシャの種類のひとつという分類になっています。長年にわたって、多くのキャットショーで賞を取り、多くの愛好家に好まれているヒマラヤン。1957年以降、34万頭以上がCFAに登録されていますが、それでもまだ、ヒマラヤンはペルシャの1つの種類である「ヒマラヤン・ペルシャ」とされています。それゆえ、愛好家や繁殖家の間では「未完の傑作」とされており、未だに改良が続けられているのです。
気をつけたい病気
多発性のう胞腎、流涙症、尿路疾患

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